昨年11月に59kimonoの研修で弓浜絣の絣音工房へお邪魔しました
伯州綿の栽培から機織りまで、全て手仕事による伝統の技にこだわって弓浜絣制作をされてます
弓浜絣といえば深い藍色の地に白抜きの絵絣が特徴の伝統工芸品の織物です
後継者不足により、存続が危ぶまれています
そのため現在では少ない量の絣しか作られておらず、希少な織物になっています
この手仕事の伝承を絶やすことがないよう、さまざまな支援が行われ、技法が伝承されています
これも何かのご縁とひつじやでもお願いすることにしました
図柄は「花瓢(はなひさご)」に決めさせていただきました
明治期の古い柄「竹垣に瓢箪と灯ろう」の柄をアレンジしたものだそうです
弓浜絣は大きめな縁起の良い吉祥柄が生地いっぱいに織られているのが特徴です
しかし、無理を言って無地場をつくり附下小紋にしていただくことにしました
このような配置に
はなひさごの元図案1柄分
反転してひっくり返してもう1柄繋げて織ると、大きな48cmの
地色の糸を染め重ねていくところ
3週間に渡り、合計24回染め重ねるそうです
実寸大図案
いい感じ!
出来上がりはこちら👇
グレーに見えますが、藍染め糸と白糸の微塵縞になります
デニムのようないい色合いなんです
この度制作をお願いしました「絣音工房」の稲賀さゆりさんからコメントをいただきました
離れているので、工房へお邪魔して打ち合わせしたり出来ず
メールでのやり取りとなりましたが、進捗状況を報告くださり、安心してお任せできました
微力ではありますが、これからも応援していきたいです!