長寿をお祝いする会にお呼ばれされたお客様よりお召し物のご相談をお受けしました
色無地に染めようかというお話から最高礼装である黒紋付をお勧めすることに
「黒紋付」は「喪服」というイメージが強くなっておりますが
「喪服」とは喪姿の呼称であり、正式には「黒紋付」といって黒無地に五つ紋を入れた着物のことです
本来は華やかな帯や小物と合わせて慶事にも着用できます
黒い帯、黒い帯揚げ帯締めが揃ってはじめて喪服となるのです
沖縄の方の長寿祝いということで紅型の帯を合わせました✨
ちなみに沖縄独特の長寿のお祝い「カジマヤー」は97歳のお祝いだそうです
本来の意味を知っていても、まわりの方の反応も気になるところです
お客様は「自信を持って黒紋付姿で参加することができました」
「他の着物姿の方々からも格好いい!と言っていただいた」とお話しいただきました
さらに外国での会合でもお召になる予定だそうです👏
最高礼装である黒紋付の利用シーンを不祝儀だけでなく、お祝いの際にもお使いいただける事をお伝えしていかないとと感じました