ー5日目ー
パレルモからバスでカターニャへ移動
10時頃カターニャに着き、ドォーモ広場、エトネア通りを散策しました
この町はエトナ山の噴火によって流れ出た溶岩を使ってつくったそうです
有名な象の噴水があります これはローマ時代の溶岩を使ってつくったそうです
リナシエンテ(デパート)があり、入ってみました
レモンの石鹸、エスプレッソマシン、シチリアのカラフルな雑貨などを購入しました
向かいのウナホテルの上の『エトネアルーフレストラン』にて昼食です
このレストランは最上階にあり、エトナ山がよく見えます
穏やかなエトナ火山を見ながらの食事は格別でした
この地方特産のカジキでクリーミィなパテを巻いたメインディッシュは
とても美味しかったです
サラダにはバルサミコが用意されていました
このバルサミコが少し甘みがあり、ドロッとしていて、初めての味で感激しました
確かローマの市場で買ったバルサミコもこんな感じだっかな?と思い
帰ってから確かめると、やはりそうでした
サラダにオリーブオイルとこのバルサミコをかけるだけで美味しいドレッシングになります
この穏やかなエトナ火山が帰国して1ヶ月ほどで噴火することになろうとは夢にも思いませんでした
食後、タオルミーナ行きの列車に乗るためにカターニャ駅に向かいました
カターニャ駅では少し時間があり、エスプレッソを飲んだり
向かい側の海の方へ行ってみたりと楽しみました
やがて列車が到着し、タオルミーナへ1時間余りの旅です
現地の方と一緒に景色を楽しみながら
また、おしゃべりを楽しみながらのんびりと揺られていきました
なんとパレルモはこの日、木の枝が飛ぶような嵐がきて被害が出ているとか・・・
また我々が去った後の嵐でした・・・運がいい✌
タオルミーナの駅に到着
ゴッドファーザーの映画で観た駅のホーム、構内は凝った造りの天井、壁、
待合いと見どころがいっぱいでした
私たちのスーツケースを積んだパレルモからのバスが迎えにきていました
それに乗り込み一路エクセルシオールパレスホテルへ
海の景色を眺めながら山の上へと登って行きます
エクセルシオールパレスホテルからの海の眺めは抜群でフォトタイムに
チェックインを済ませて、タオルミーナのメインストリート 「ウンベルト通り」を歩きます
カターニャ門からメッシーナ門まで800m
両側は可愛くて素敵なお店が連なっています
歩きながらガイドさんが説明してくれましたが、目はお店のウインドウを見ており
頭の中は後で寄ってみようなんて考えていました
レストランはメッシーナ門を出てすぐの『リストランテ ポルタ メッシーナ』です
カラスミのスパゲッティ、ウニのスパゲッティ、ミネストローネスープ、
イカの唐揚げ、サラダなど それぞれ好きなものを注文しました
デザートは『バンバール』のグラニータ
すごく滑らかなかき氷の二層仕立で「コンパンナ」と言うと生クリームを乗せてくれます
何度もストリートビューで調べて見た所です
この近くにカルタジローネの焼き物を扱っている陶器屋さんがあることも調べてきました
あちらこちらで陶器を販売しているけど、本物のカルタジローネの焼き物はあまり無いので
確かな店で買う方が良いと思い調べました
夕方から肌寒くなってきたのに、グラニータもう一度食べたいなぁなんて思いながら
ホテルへ戻りました
シチリアに入ると目につくのが顔の植木鉢 どこでもみかけます
特にタオルミーナはホテルのフロントにもありました
これには長い長いストーリーが・・・
とあるお店に入ってアクセサリーやこの鉢が置いてあったのでどういう言い伝えがあるのかと尋ねると
長い長い話だから、これを読んでと紙を渡されました
『昔、この地方ではシチリア人とアラブ人が仲良く暮らしていました
カルサ地区という入り組んだ路地裏を歩いていたアラブ人の男性が
ある邸宅の前を通りかかり、バルコニーに居た美しいシチリア人の娘に
目を奪われ声を掛けました
当時の若い女性は外を歩くことを許されていなかったので
退屈していた娘はアラブ人を家の中に招き入れました
男性の熱心な求愛に すっかり恋に落ちてしまいましたが
男性から実は故郷に妻と子供がいると聞かされ、ショックを受けた娘は
「このまま帰してはならぬ」と男性の頭を切り落としてしまいました
夜が明けるとその頭はバルコニーにあり、バジルが植えられていました
バジルはぐんぐん育ち、通りかかる人が
人々の間では「バジリコがよく育つ植木鉢」と噂が広がり、
アラブ人の頭の形の鉢が流行ったそうです
そのため、白人女性とアラブ人男性の鉢をペアで置かれています』