少し間が空いてしまいましたが、今回誂えたお祝着についてご紹介いたします。
まずは・・・
【着物】
袖口に鈴と紐を付けてみました。
柄の無い すっきりとした着物なのでちょっとしたポイントになりました。
腕を動かす度にチリチリと鳴り可愛かったです。
本人もよく触っていました。
【被布】
名前が「すずの」なので鈴なのです。
中の柄は娘の好きな釣り飾りのモチーフをイメージして描いてもらいました
被布の色は大変悩みました。
着物と合わせて菱餅のイメージです(笑)ひな祭りにも着せようと思うのでぴったり!
「おいしそうな色だね」とも声掛けられました。
少し残念だったのはふさが鈴の柄にかかってしまった事です。
それにしても鈴づくし。
【長襦袢】
またまた娘の好きな釣り飾りのモチーフを散らしました。
【ポックリ】
着物の色とピッタリでした。
指も短いし、靴とは歩き方も違いますので よく脱げていましたが
翌週の後撮りの撮影時には上手に歩けるようになっていました。
【髪飾り】
3歳らしい髪飾りです。
髪があまり伸びなかったのですが、上手にやってもらえました。
ご紹介した祝着一式の料金は以下の通りです
◆生地代
着物1反 38,000円
長襦袢 15,000円
◆染め代
着物 2色ぼかし 100,000円くらい
被布 手描きの鈴 100,000円くらい
◆仕立て代
着物 38,000円
被布 18,000円
長襦袢 13,000円
◆オーダーメイド刺繍半衿 2,940円
今回は元のデータがあったため、通常オーダーメイドですと5,000円からになります
◆刺繍背守り 1,980円
◆被布飾り 5,600円
Uピンの付いた髪飾りを2セット使用し「ふさ」を付けました
◆ポックリ 7,560円
◆髪飾り 4,148円
合計 344,228円
今回は一からお祝着を誂えましたので費用もそれなりにかかっております。
しかし、色々工夫することで費用をおさえることも出来るんです!
一例として 大人の羽織で被布を作るなんてどうでしょうか。
絞りの羽織や、赤やオレンジなど派手になって着なくなったもの
逆に紫のような色でも着物が明るい色であれば素敵じゃないでしょうか?
これでしたら生地代や染め代は掛かりません。
元の羽織の状態にもよりますが、仕立て代+αで済みます。
三歳に限りますが、お宮参りの時に使った産着を直して使用したり、
おさがりの着物に既製品のお被布を新調してあげるだけでも、かなり印象が変わります。
もちろん おばあさん、お母さんが着た着物を着れるのも素晴らしいことです!
この様に あまり費用をかけずに誂えてあげることもできるんです。
最後に・・・自分の子供の着物をデザインするという とても貴重な経験をさせてもらいました。
色々悩み、調べ、本当に勉強になりました。
七五三は生涯一度だけの大事なお祝いです。
無事に成長してくれた事に感謝し、またこれからも健康で長生きできるよう
神様にお願いする日本の大事な行事ですよね。
ただのコスプレイベントにならないように願うばかりです。
これからも大事なお子さん、お孫さんを可愛く飾ってあげられるようひつじやでは全力を尽くします!
ぜひぜひ、ご相談下さい!!